2022年の今年は中日国交正常化五十周年にあたる。世代友好を願う両国は色々な形で記念するだろうが、タイトルを見て、ふざけるな!と口走りたくなる人は、中国でも日本でも少なくない。いくら両国の麻雀ファンが億千万をとっくに超えていても、巷の常識としては、麻雀は所詮末流の娯楽に過ぎないであって、中日交流の真価を示すなんて、痴人説夢のほかはない。
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ほど買いまくってその無煙経済に大きく寄与した。世界で見ても、こんなに交えた国柄は滅多にない、といえる。
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一緒に遊んだが、図らずもそれが麻雀の日本伝習の始まりとなった。それから約八十年後の1992年(中日国交正常化二十周年)に際して、田辺恵三氏が率いる日本健康麻将協会は、中国との健康麻
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ここまで終わったら、麻雀も上記の中日交流方式とは大して違わないし、日本と中国との両国間の行き来に限ったものであった。ところが、麻雀はそこで止まらず従来の交流軌道を乗り越え更に進化した。
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座を開いて、高齢化に悩む世界に東方文化によるアクティブ高齢化の処方箋を開示した。そして、21世紀のフレイル対策の一環として2025年中国成都市で行われる第12回ワールドゲームズ(World Games)にウェルネスマージャンを競技項目にいれるよう、サンフランシスコ、成都、ロサンゼルス、沖縄~~転々とウェルネスマージャンの花を咲かせ、中日交流に新たな座標をえがいた。
よく考えれば、中国と日本は、長い間においてお互いに学んだり学ばれたりして、両国における交流が二千年も遡れるものの、世界福祉のための民間共同プロジェクトを平等かつ真摯に組んだ事例は、寡聞だろうが、残念ながらあまり思い当たらないのだ。グローバル高齢化という“歴史上未曾有の社会現象”に対して、最多数な年寄りを有する中国、そして最長寿国日本はこれから積極的に建言し、役割を果たすが、中日共創で生まれたウェルネスマージャンは、世界にアクティブ高齢化のアクションプランを提言したことによって、中日交流の究極な意味と真価を示したと思われる。それがいわゆる、「お互いに学びあい、世界福祉を共に創る」なのである。
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いした変わりも見せなかった。温故知新のつもりで「競争から共創へ」の最後一段を借りて、中日国交正常化五十周年を記念したいと思う:
東から万物を潤す太陽が昇る。地球、人類と将来世代の永続発展と幸福を目指して「共創」する日中両国の二十一世紀ビジョンは、自分の足元どころか「世紀末病」に翳られた世界をも光輝燦燦に照らすに違いない。それこそ、何千年もの交流往来を重ねた日中友好の意味であり、日中両国が地球の東に居合わせられた歴史的使命である。
*張倹:
法学博士,研究員
1982年に四川大学外国語学部日本語専攻卒業;
1994年に東北大学大学院教育研究科に留学;1996年就職のため博士後期課程を中退し、日本でしばらく働いてから、2001年に帰国して成都工業学院にて勤務。